子どもの頃から日本文化のユニークさに魅力を感じていたので，日本に留学したいと思っていました。幸運なことに，協定校である金沢大学が，短期留学プログラム（KUSEP）を提供していたので，何のためらいもなく応募しました。留学の準備として，いろいろな研修やリーダーシッププログラムに参加し，自分自身の価値を理解しそれを高めようと心掛けました。

留学の大きな目的のひとつが，日本人と出会い，コミュニケーションをすることです。これまで，日本人学生とよさこいを踊ったり，“里山里海”のコンセプトを理解するために，能登のスタディーツアーに参加したりしました。能登スタディーツアーでは，珠洲に住む地元の人々との会話を通じて，日本語のコミュニケーション能力がさらに向上しました。

金沢大学が開催したSGUシンポジウムにも参加し，グローバル時代における金沢大学の発展についてのパネルディスカッションを聞くという機会も得ました。SGUなど大学全体に貢献する取り組みにおいては，学生のアイデアや提案にももっと耳を傾けてほしいと思っています。そのような機会に留学生と日本人学生が協同することで，単に交流して意見を交換するだけでなく，文化の多様性についても学ぶことができると思うからです。

将来の夢は，国連やASEANといった国際的な組織で，自分の国の代表として世界が直面する課題の解決に取り組むことです。KUSEPを通じて得られた知識や語学能力は，その夢の実現にきっと役立つだろうと思います。

 

★金沢大学短期留学プログラム（KUSEP）についてはこちら。

（掲載日：2015年3月27日）