令和3年8月7日から8日の2日間にわたり,共通教育科目「地域『超』体験プログラム」が行われ,学生11名が参加しました。
なお,コロナ禍の状況に鑑み,例年の能登?小木ではなく角間キャンパスにおいて感染症防止対策を徹底して行いました。
このプログラムは,事前講義(3回),実習(今回は日帰りで実施),事後講義(1回),最終レポート作成?提出で構成されています。
己を鍛え,己を磨き続ける学生生活を送るために,仲間と苦楽を共にする環境下で,知力?精神力の重要性と多様な価値観の存在,社会の構成員の一人であることを認識することで「人間力」の強化を目指すものです。
実習の1日目は,大乗寺での坐禅体験の後,ママードウア?アイーダ准教授(国際機構)による白山市や金沢大学の国際的な取り組みを紹介する講義,鈴木信雄教授(環日本海域環境研究センター臨海実験施設長)による小木地域と金沢大学とのつながり?イカの解剖の講義,山崎光悦学長による角間キャンパスツアーと講義を行いました。角間キャンパスツアーと講義では,山崎学長から,金沢大学の歴史や,地域における役割,今後,学生たちが飛び込んで行く未来社会の最先端技術などについてレクチャーを受けました。
実習の2日目は,この季節では少し過ごしやすい天候にも恵まれ,金沢大学薬用植物園で生薬となるシャクヤク周りの雑草除去,和田隆志理事による講義,最後に学生による発表会を行いました。和田理事の講義では,アメリカ留学中の偶然の出来事や出会いが,その後の自身の将来や大きな研究成果につながったエピソードを聞き,学生時代に留学し,異文化交流を体験することの魅力?重要性について理解を深める機会となりました。学生発表会では発表者の将来やりたいことや地域貢献などについて,一人一人プレゼンテーションを行いました。
参加した学生たちは,2日間にわたる様々な実習をとおして,地域に愛され,世界に輝き,躍進し続ける金沢大学の学生として期待されることを学び,「金沢大学ブランド」人材としての決意を新たにしていました。
<写真の説明>
1.アイーダ准教授による講義
2.鈴木教授による講義(イカの解剖)
3.角間キャンパスツアー
4.山崎学長による講義
5.薬用植物園での草刈り
6.和田理事による講義