6月29日,金沢学生のまち市民交流館にて,公開講座「高校生から分かる法学?政治学の諸問題」を実施し,高校生から80代までの市民24名が受講しました。
第1講は,人間社会研究域法学系の岡田浩教授が「選挙の意義と限界について考える」と題して講演を行いました。昨年の衆院選後に実施された全国世論調査の結果を踏まえ,「それでも選挙に行く理由」の著者プシェヴォスキの主張を手掛かりに,選挙の限界とその克服を解説しました。
第2講は,人間社会研究域法学系の東川浩二教授が「選挙制度の穴をふさぐ」と題した講座で,普通選挙制度への歩みを人権思想,正当性,多様性の3つの柱で解説し,日米の選挙事情を紹介しながら,「現行の制度で十分か」を検討しました。
受講生らからは,「ネット投票や公民権休暇,投票率の問題など,引き込まれる内容で面白かった」「今年18歳になる自分にとって興味深いものだった」という感想が寄せられました。
講師:人間社会研究域法学系 教授 岡田 浩
人間社会研究域法学系 教授 東川 浩二
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講演する岡田教授
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講演する東川教授