9月28日,かくまちプラザにて公開講座「ヨーロッパ中世における騎士理念の形成」を実施し,50代から80代の17名が受講しました。
講師の人間社会研究域人文学系の田中俊之教授は,ヨーロッパ中世を知る上で騎士は重要な存在であると前置きし,そのイメージには貴婦人に対する礼節,騎乗戦士が連想されると言及しました。講座の前半は「神の平和運動とキリストの戦士」,後半は「血統の騎士と美徳の騎士」について解説し,キリストの戦士としての使命感や騎士に求められた資質の変化を史料から読み解きました。
受講生からは,「騎士像の理想像と実像が理解できた」「十字軍のイメージが変わった」という感想が聞かれました。
講師:人間社会研究域人文学系 教授 田中 俊之
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