2月18日,融合研究域融合科学系の松島大輔教授が主宰する金沢大学産学融合研究会は,能登復興への支援活動と石川県の魅力を発信するため,タイ王国のバンコクで開催された「天皇誕生日祝賀レセプション」に参加しました。
このレセプションは,在タイ日本大使館の主催で,バンコク市内のクイーンシリキット国立コンベンションセンターにて開催し,タイ国要人,在タイ日本人関係者および各国大使館など,日本になじみの深い約2,500名が参加しました。
金沢大学産学融合研究会では,2023年度より先導学類の学生を中心に,タイをはじめインドやベトナムへ学生を派遣して,参加企業の新興国での新規事業の可能性を探る『2×2再創業インターンシップ』を実施しており,令和6年能登半島地震からの復興に向けた,海外における石川県の産業の販路拡大にも取り組んでいます。今回はその一環として,松島教授と学生3名が在バンコク日本大使館のご厚意により,ブースで石川県の伝統産業品を紹介するとともに,能登復興への取り組みも発信しました。
特に人気が高かったのは,石川県および石川県酒造組合連合会の銘酒,株式会社箔一の金箔を酒盃に散らすパフォーマンス,高澤商店の七尾和ろうそく,漆陶舗あらきの輪島塗や山中塗など,実用的な伝統工芸品の鑑賞や説明でした。また,丸八製茶場では,一般的に知られる抹茶の文化以外の香りや味わいを楽しむ棒茶を提供し,多くの参加者からタイでの購入相談が寄せられました。
本活動には,石川県庁および県内事業者の皆様から,多大なご協力と石川の銘品の提供をいただきました。また,学生も企画と運営に携わり,石川県の魅力を世界に広めるとともに,実践的なマーケティング学修の機会を得ることができました。
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参加した学生と紹介した石川の銘品の数々
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ブースにて石川の銘品を紹介する様子
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熱気あふれる会場の様子